Medical口腔外科
唇のけが・口内炎や歯肉の腫れ(おできなど)・顎関節症などの治療もお任せください。口腔(口の中)、顎(あご)、顔面ならびに隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱います。たとえば、難症例の親知らずや顎関節の問題、粘膜や神経疾患、口内炎や外傷、口腔がんなど多岐にわたる疾患を診療・治療することができます。お口や、顔面に違和感のある方は是非ご相談ください。また、きぬた歯科では高度医療総合病院(横浜労災病院・昭和大学北部大学・日本歯科大学・鶴見大学附属病院・神奈川歯科大学横浜クリニックなど)との連携も整っております。
外傷
- 「転んで口や顎をぶつけてしまった。」「歯が折れてしまった。」「歯が抜けてしまった。」など対応致します。受傷後すぐに連絡の上、来院ください。応急処置などの相談も電話で対応させて頂くことが可能です。麻酔が痛いから歯医者は苦手という声を聞くことがあります。麻酔は表面麻酔や細い針を使用することで随分感じ方が変わるものです。当院はできる限り痛みのない麻酔を心がけています。
顎関節症
- 顎関節症とは、顎の関節とその周辺に障害が起きる病気です。
顎関節症の代表的な症状は,「あごが痛む(顎関節痛)」,「口が開かない(開口障害)」.「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」の三つで,このうち一つ以上の症状があり,鑑別診断で他の疾患がない病態を「顎関節症」といいます。正常な人は口に指3本分が縦に入りますが、開口障害の場合は2本程度もしくはそれ以下しか入りません。 顎の関節や筋肉に問題があると、顎の動きに変化が生じて噛み合わせが変わることがあります。
口内炎
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口内炎の原因はさまざまで、主な原因は以下の通りです。
- 疲労やストレスによる
- 免疫力の低下
- 睡眠不足
- 栄養不足
- ウイルスや細菌などの感染
- 外傷・熱傷
- 薬による刺激
疲労や栄養バランスが崩れたことが原因でできた口内炎は、休養を取ったり、栄養バランスを整えたりすることで、自然に消えるます。しかし、長期的に続く場合(10日以上)や広範囲で発生している場合、発熱などの全身症状を伴っている場合などには、病院を受診することをお勧めします。また、痛みが強くて食事ができないなど、生活に支障が出ている場合にも、無理せずに医療機関を受診しましょう。
<治療方法>
主な口内炎治療には、薬物療法・レーザー治療などがあります。
薬物療法
薬を使って口内炎を改善するには、口内炎の原因に合った薬を使用することが大切でしょう。 殺菌・消毒効果、抗炎症作用のある市販薬(軟膏・シール・飲み薬など)も販売されている。
ので、使用することで効果的に改善することも可能でしょう。
ウイルス性口内炎では、原因となっているウイルスに効く抗ウイルス薬を使用します。
親知らず
親知らずの抜歯はありふれた治療です。しかし、「外科処置」の1つになりますので、患者様にとって安易な処置はできもあります。特に親知らずの近くに血管や神経が通っている場合、慎重な診断が必要です。間違って傷つけてしまうと、多量の出血や一時的な麻痺が生じることもあります。このため、当院では事前の診査診断では「レントゲン検査」を行い、必要に応じてCT装置を利用した精密な事前の診査診断を徹底して、安全な親知らずの抜歯を行っています。
なぜ抜いた方がいいのか
『親知らずは抜いたほうがいいんですか?』と言う質問をよくいただきます。親知らずが真っ直ぐ生えてくる方は大変少なく、正しく噛み合っていないために汚れが多量に付いている場合がほとんどです。隣りの歯を押して、その歯が虫歯になったり、歯周病を併発したり、歯並びを乱して噛み合わせが悪くなる可能性もあります。それに加え、歯ブラシが届きづらいため、十分に磨けず、虫歯や歯周病、腫れや口臭の原因になりやすいなど、抜歯の理由は様々です。
しかし、全てのケースで抜歯をしなければならし訳ではなく、悪影響を及ぼさない場合は、後々に歯の欠損症例にインプラント治療以外の治療法として移植治療として使用できることもあります。 親知らずは他の歯の寿命にも関わる歯です。生え方により痛みを感じる方が多いですが、自覚症状がない方も是非ご相談ください。
口腔がん
あって欲しくない「口腔癌」の見分け方
- 口腔内の清掃状態が宜しくない方
- 喫煙者では確率は高くなります。
- 舌や歯ぐきが長期にわたり赤や白に変色する(白板症or紅板症)
- 硬い「しこり」を触知する
- ただれた潰瘍がなかなか消えない
- 口腔内の特定箇所がひりひりする
- 頸部のリンパ節が腫れている気がする
万が一触ってみて明らかに硬いしこり(硬結)が感じられた場合は癌の可能性を否定できませんので、歯科医院や口腔外科を受診なさるのがベストです。
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舌癌
初期症状は、舌の表面側縁部に小さなしこりができるだけで表面はほとんど変化が見られ易合によって、表面下はしこりが一切できず粘膜の表面だけ白くなります。痛みだけのケース、粘膜表面が赤くなることもあります。
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歯肉癌
初期症状は、歯肉が腫れて出血しやすかったり、場合によっては潰瘍(できもの)ができる場合もあります。歯がグラつくこともあります。
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頬粘膜癌
初期症状は、他の口腔癌と同様に粘膜表面が白くなったり赤くなったりします。進行するにつれ粘膜の隆起(膨れ)やしこり・潰瘍が生じます。口が開きにくくなる事もあります。
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口唇癌
初期症状は、唇にしこりが生じ潰瘍(できもの)ができる可能性があります。
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上顎洞癌
上顎洞と呼ばれるのは耳鼻科領域でいうところの副鼻腔のことです。この癌の初期症状は、上顎の歯のつけ根の粘膜や頬が腫脹したり、長期に渡る鼻詰まりや鼻水・歯痛・頭痛・開口障害・眼球突出・複視(物が二重に見える)など多岐にわたります。各癌のセルフチェックは有用でしょう。なかなか治らない「腫れ」や「しこり」はありませんか?2週間以上なかなか治らない口内炎はありませんか?長期にわたり、合わない入れ歯を無理して使っていませんでしたか?
食べ物が最近になって飲み込みにくくなった、または舌や頬の動きが悪く痺れや麻痺などの症状はありませんか? 大事なのは早期発見に尽きます。口腔内は見えますのでご自身でも確認なさってください。